さて、いきなりですが、想像してください。
あなたは一ヶ月に1回居酒屋に行くくらいの生活レベルです。時間はいつもだいたい2時間。
自分を一晩ビールジョッキ5杯が適量くらいの人間だと思ってください。(だいたい人並み平均だといいところでしょ。俺はもっと飲める!とか今そんなウザイ主張はいらない。)
そして、「楽天」っていう大衆居酒屋と「ドコモ」っていう高級ホテルバー(コーヒー1杯1000円)的なイメージの2店があると思ってください。
あえて違いがあるとすれば、ドコモは頼んでから1分で持ってきてくれるのに対し、楽天は2分かかるって感じ。2分でも全然ゆるせる範囲。
さて、そこからスマホ契約する上で避けては通れない、わかりにくい単位である「GB(ギガバイト)」を1GB=ビールジョッキ1杯として考えます。(出てくるビールの種類はどちらも一緒。北海道なので北海道限定のサッポロクラシックにしよう。)
そしてプラン先払いです。払い戻しなし。
だけど、どちらの店もボトルキープな感じで、例えば5杯飲む分の料金払ったけど、4杯しか飲めなかったとした場合、あと一杯は次の月に限り増やせる。つまり、次の月に行ったとき5杯の料金で6杯飲めるってサービスはやってる。(翌月繰り越し)
それらをふまえて次の表をどうぞ。
「楽天」居酒屋の料金メニュー(じゃなくて容量プラン)
※楽天モバイルWEBサイトより抜粋
ベーシックは今回無視してください。通話simのみで3.1GBも3とみなしてください。
これを1杯あたりのビールに換算した表がこれ。
3杯までだとビール1杯533円。現実の居酒屋と照らし合わせてもそんなに乖離してないっしょ。
更に5杯まで飲むと1杯を430円に割引してくれます。
10杯だと1杯が296円と格安!(だけど自分の適量が5杯までなのでそんなに飲めない。以下同様。)
「ドコモ」高級ホテルバー料金メニュー(じゃなくて容量プラン)
※NTTドコモWEBサイトより抜粋
これを1杯あたりのビールに換算した表がこれ。
2杯までだとビール一杯なんと!1750円。だけど田舎者にしたら都会の高層階の展望のいいホテルバーラウンジとかなら、そんぐらいのとこもあるかも!?と思っちゃうよね。
そしてここも5杯まで飲むと一杯1000円にしてくれる。(それでも高い)
だけど20杯飲むと一気に300円の特別キャンペーンもやってる!超大盛りラーメン30分以内に完食で料金タダ!みたいなノリで。(いや…。ごく一部の人しか飲めないし)
函館圏に属する田舎者諸君は5杯で十分なはずだ。むしろ5杯でも余すくらい。
実際、2時間で20杯とか30杯とかはかなり無理な数字。「ドコモ」で一杯300円の激安になるからって調子こいて6,000円払ったけどやっぱり5杯しか飲めなくて、たいていの人は5,000円にしとけばよかったってなる。もし2年間変えなかったら24,000円ムダだからね。そもそも5の次が一気に20てのがふざけてる。
だいたい2時間で20杯、30杯って下手すりゃ急性アルコール中毒で救急車のご厄介コースですから。
田舎者にとっては、それくらいの現実的でない量だって思ってもらって結構です。
20杯とか30杯頼む奴はいわば、「俺は20杯飲める金を払ったんだ!」と主張し、その場で飲めなかった十数杯を、持ってきたポリタンクに入れ替えて家で飲もうとするモンスターだと思っていただいて結構。(ビールは持って帰れないので日本酒あたりをイメージして)
そして、その持って帰ったのは家で飲む感じになるんだけどね。1ヵ月で20杯分を家でチビチビと。(他にコンビニとかで買う手段が無い想定で)
※注意 こっから設定が強引になりますので…。悪しからず。
だけど、普通の人は家で月額4~6千円程度で毎日飲みホーダイできるビールサーバーを設置できる。それが、ADSLであり、光回線だったり、ケーブルTVだったりなんだけど。(強引w)
なので外では5杯くらいでいいやって思える。
家で毎日満足できる量飲める方法あるのに、外の居酒屋で飲みきれない分をわざわざ持ち帰ってくるのは滑稽ですよ。くらいの感じ。
※これは、家でのインターネット契約の話だったり家庭内Wi‐Fi(ワイファイ)の話に繋がってくるんだけど今は書かない。ジャンルが別で混乱招くから。そのうち。気が向いたら。
これで、大手電話会社の「1GB」がどんだけボッタクリか実感わくでしょ。
つまり、ドコモ、au、ソフトバンクと契約している人は、毎月高級ホテルバーに飲みに行ってるくらいの“オノボリサン”と認定していいと思います。ホントコレ、マジでいい例えだと自画自賛!
いや、それでいいならいいんだ!だけど結局飲んでるのは同じビールだからね!?(サッポロクラシック←しつこい)
いや、実は20GB、30GBもコスパ悪くないんですよ。だけど単身世帯で家に光回線やケーブルTV引けない人くらいしか恩恵無いといえると思います。夫婦とか2人以上スマホ使う世帯なら絶対光とかケーブルTV引いた方がよい。基本家好きだし。(これは田舎者の場合ね。だってここらじゃ外でテザリングでパソコンガンガン使ってる人見ないもの。子供にスマホ動画見せて20GB使い果たすとかマジ無駄使い!)
ショップ店員も、「5GBだと5000円だけど、1000円上乗せするだけでなんと4倍の20GBになるんですよ~!」って、もう悪い先物取引会社みたいな誘いしてくると思います。
普通に考えると、20GBで6000円でできるならなら、5GBだと1500円でできるだろうが怒!企業努力せいや!みたいに思うんですが、CMバンバンやってる大手の威光ってのが、ここで判断を狂わせます。
表示方法の妙
さて、格安sim会社は料金一覧表が、各社ホームページ上ですぐに見ることのできる作りになってます。トップページ直下にいきなり料金表乗っているところもあります。要は価格に自信があるからですよね。
片や、大手キャリアは前からイライラしてたけど、一覧表のページに行くのにかなり迷う。
トップメニュー(ナビゲーションメニュー)に“料金”ってあるんだけどそこからどこにあるのか探せない。
だってその筈、ドコモは「カケホーダイ&パケあえる」、auは「カケホ」、ソフトバンクは「スマ放題」っていうバカみたいな名前付けてるから。(このリンクもやっと探した。)
だれが一覧表探しててその名前のリンク押すのよ!?「データ定額一覧」とかでいいだろうよ!?
つまりはじっくり一覧で見られると困る料金だからだと推測。
また、すぐ「お支払シュミレーション」に誘導しようとする作りになってる。割引強調できるから。
最後に…
気づいた方もいると思いますが、楽天に代表される格安sim会社の料金一覧表は基本、上から安い順に並べられてます。
さて、大手はどうでしょう!?
上から高い順に並べられてますね。(auは違う)
なんでこうなってるのか、理由がわかるサイトがありましたのでリンク貼らせてもらいます。
テクニック2 先に高い数字を見せる
商品・サービスの販売価格より大きな桁の数字を、価格を提示する前に見せておく方法です。それによって、無意識のうちにお客さんの頭の中に基準となる数字が刷り込まれます。
これは心理学で「アンカリング」と呼ばれています。
複数のメニューがある場合は、最も高額なものから順番に
人間の心理は、最初に見た数字を無意識のうちに基準にしてしまいます。最初に一番低価格の数字を目にするとそれが基準となり、その下に書かれているメニューに高額という印象を与えてしまいます。
人間の視線は、普通下から上に行ったりはしません。上から下に動きます。ですので、一番上に最も高額な商品・サービスを配置し、以下高い順番で並べることで最初の高い金額が基準となり、その下に書かれている商品・サービスを安いと感じてもらうことができるのです。
心理学で「アンカリング」ってテクニックだってさ…。もうなんていうか…怖いよね。
なんなら、auも高い順に並べるよう直したらいいのに~!
「auの人~!こんなテクニックありますよ~!」