今回は格安simの話ではありません。
ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアでスマホを購入して、2年後の違約金のかからない1、2ヵ月で格安simに移行しようと思っている人へのお知らせです。
スマホ購入2年後の1、2ヵ月目に限り、違約金の10,260円(税抜9,500円)がかからないってのはみなさんご存知かと思います。更に3ヵ月目から4年に達するまで違約金がかかり、その後の1、2ヵ月はかからなくて…の連続になります。
さて、みんな大手キャリアでスマホ代24回の分割で買ったと思ってるハズ。
だけど、じつは26ヵ月の契約になってるのって認識してる?
ちゃんとウェブサイトの説明にもあります。下の内容はauから。
【実質負担額について】
- 実質負担額となるには26ヶ月間ご契約が必要です。月々の分割支払金の合計額とご利用料金(基本使用料・一部オプション料は除く)からの割引の合計額との差額です。
つまりね、2年間の表にするとこういうことだ!(今回はauでいきます!)
機種は「iPhone7 32GB」 5分以内の通話なら料金定額「スーパーカケホ」 データは3GBで十分なので「データ定額3」を選択(3GBの選択肢があるのはauだけ。ドコモ、ソフバンはない)※なぜ3GBでよいかはこちらを参照。 インターネット接続サービス「LTE NET」 iPhone本体代79,200円を月3,300円の24回払い。割引が毎月2,445円引かれて、実質負担額は20,520円 |
最初の2ヵ月はスマホ本体代の請求もなければ割引の適用もありません。3ヵ月目から発生します。
そして、2年経過後の次の1月目と2月目まで請求が滑り込みます。これでやっとスマホ本体代が完済されます。
あれっ!?だけどちょっと待てよ!?これって、違約金を払わなくていい期間とダブってるんじゃない!?
さて、表を別の見方にしてみました。違約金のかからない該当月の前後2ヵ月を表示しています。
まさに支払いはこうなります。実質スマホを買ってから27ヵ月目でようやく、本体代の分割払いのない料金になります。
さあこっからが今回の見どころだ!!!
実際に2年と1月目で解約した場合はどうなるのか!?
今回は、通話simで利用されてる会社で、2位につけてる「mineo(マイネオ)」という会社に変更した場合として例をあげます。※数少ない「au」系のsimを提供する会社でもある。
※「mineo」は、2017年1月時点では「5分以内通話定額」のサービスはありませんが、2017年3月より開始する旨ホームページ等で公表していますので、その金額で行きます。(税込表示)
上の手数料とMNP転出は、格安sim会社に移行するためのauに払う手切れ金と新しく使う格安sim会社にはらう入会金です。
MNP転出代は、電話番号を同じ番号で移行する場合に払うもので、違う番号でもいい場合はいりません。
なお、”新”格安sim会社に払う手数料は、裏技を使えば千円以下になる方法があります。今回はそこが主題じゃないので割愛します。
注目すべきは、スマホ本体代の分割払いの額です。なんと!割引が無くなって残り2か月分を一括で請求されます。
結局、違約金払ってないのに請求される額は15,629円と高額です!
さらに2月目で解約をした場合を見てみましょう。
こちらも、残り1ヵ月分のスマホ本体代の残額を満額で請求されます。
さらに3ヵ月目で解約した場合も見てみます。
ここからは、違約金が乗っかってくるため高額になりましたが、1ヵ月目解約のパターンと比べてみると、
2年と1ヵ月目の違約金の”かからない”月の総支払額=15,629円
2年と3ヵ月目の違約金のかかる月の総支払額=19,289円
あれっ!?3,660円しか違わない!なんだこの胸の中にうずくモヤモヤ感は!!!
違約金のカからない月に解約すると10,260円浮くんじゃなかったの?
これをことわざで、「窮鼠猫を噛む」もしくは「いたちの最後っ屁」と言います。
子供に教えてあげましょう。
大手の解約させない手法は見事としか言いようがありません。
「今解約されますと割引の無い本体代一括で請求きますよ」なんて言われてひるんだら終わり。その後また2年間、高額束縛地獄を味わうことになります。
ソフトバンクなんて、割引なし本体代が高額に設定してるので、こんなもんじゃ済まないよ。
じゃあ、最近スマホ機種変したばっかりなのにどうすればいいの!?という人は次回の記事でとことん追求する予定です。乞うご期待!